工場などから出る排汚水にオゾンを通して処理する試験です。
あらかじめご依頼の企業様より排水のサンプルを当社へ送っていただき、オゾン処理を行います。
下記でお悩みの企業様におすすめです。
・排水のにおいが気になる。
・排水の濁り・色が気になる。
・排水中に含まれる成分を分解し、処理コストを下げたい。
オゾンによる排水処理試験
1.お送りいただいたサンプル水を当社試験装置に充填します。
ご依頼の企業様より送っていただきました排水のサンプルを当社実験用処理タンクに充填します。
今回は試験用処理タンクにサンプル水を満たし、散気管を用いてオゾン処理を行います。
サンプル水の様子は黄色みのある濁り水で、やや大きめの浮遊物もあります。また、ちょっと強めな独特の腐敗臭がします。
2.オゾン処理を行います。
当社高出力オゾン発生装置を使用してオゾン処理を行います。
今回は処理1時間おきにサンプル水を採取し、成分の分解率や色やにおいをチェックします。
下記の写真の時点で約1時間が経過。色が脱色され水はやや青くなっています。水中のオゾンが高濃度となったことにより青く着色されたようです。
処理された排水のにおいは強いオゾン臭の中にかすかに匂う程度で、ほぼ感じません。
また、浮遊物もかなり小さくなっていますが、オゾンによる分解、もしくは水が撹拌されたことにより分解された可能性があります。
3.サンプル水を確認してみます。
写真左側が何も処理されていない状態の水、右側がオゾン処理1時間経過した水です。
処理水の濁度が下がっている(透明度が上がっている)のがわかると思います。また、オゾンは時間の経過で自然に分解されて酸素へ戻るため、
オゾン臭や水の着色も無くなりました。この後に成分の分析等を依頼し、処理前の水に対してどの程度成分が分解されたのかを分析します。